今回の琉球にある牛恩娜の別館、つまり本館の外の支店ですが、この店は沖縄では名の知れた焼肉店と言えるでしょう。予約が非常に難しいと聞きました。私たちも予約が取れず、運を天にまかせて本館や別館に行ってみたところ、幸運にも別館で少し待っただけで入席でき、気分が高まります。この食事に対する期待も一気に膨らみました。

しかし、期待が高すぎたのか、後の食事体験には少し失望しました。

私たちは二つのセットメニューを注文しました。一つは高級サーロイン焼肉セット、もう一つは13種類の焼肉を含むディナーセットです。注文が終わると、ウェイターが料理を持ってきました。原則的に、スタッフは肉の部位を簡単に日本語で説明するのですが、どうやら私たちが外国人だということに気づかず、早口で説明してすぐに去ってしまい、全く理解できませんでした。私たちが困惑した顔を見せると、ウェイターは初めて気づいて中文のメニューを持ってきて説明を加えました。初めにおいて、このサービスのレベルが店の位置づけとはあまり合っていないと感じました。

料理が出されるときにしっかり説明がなかったため、後に食べた肉について、私たちは一体どの肉がどれだけあったのか確認するのが難しく、特に自分が注文した二つのセットがちゃんと提供されたのかすらも分からなくなりました。

前菜は実に素晴らしかったです。最初に出てきた牛肉カレーとトーストは、本当に美味しかったです。牛肉は口の中でとろけるほどに煮込まれ、濃厚でありながらも脂っこくなく、軽く焼かれたトーストと合わせて素晴らしい幕開けになりました。その後のマッシュポテトも非常に素晴らしく、滑らかで濃厚な味わいが心を和ませるものでした。

次はメインの焼肉です。最初に出てきた上質なリブアイ、上等のヒレ肉、それに牛タンは非常に良いものでした。肉質は柔らかく、脂の香りが鼻をくすぐり、特に牛タンはコリコリした食感で、噛んだ瞬間に牛肉の甘みが広がり、非常に驚かされました。この一部分の食事体験は楽しく、「やっぱり名店だ、値打ちがある」と思わせてくれました。

しかし、良い時期は続きません。肉が次々と運ばれてくるにつれて、私たちは問題に気づき始めました。私たちは明らかに二つのセットを注文しましたが、理論上はそれぞれの肉に対応する量があるべきですが、どうも一人前が多いと感じました。特にエビ、イカ、沖縄のキノコの盛り合わせが出た時、その量が明らかに一人分しかなく、これで漏れがあることを確信しました。これらの明らかな漏れは私たちが声を上げるきっかけになり、店は確認の後、補充してくれましたが、「本当に何が足りないのか分からない」という不安感は、食事のリズムに大きく影響しました。

さらに、一番最初の説明が不十分だったため、多くの肉が運ばれてきた時、私たちは一体どの部位なのか全く分からず、自らメニューと見比べて勝手に推測するしかありませんでした。全体として、食事は非常に緊張し、何かを逃してしまうのではないか、払ったお金の対価に見合うものを受けられないのではないかと心配でした。

さらに厄介なのは、食事の途中で店内の空調や排気システムに突然問題が発生し、店内が煙で充満してしまいました。煙の匂いと油の匂いが混ざり、空気がベトベトになりました。私たちはすぐに報告し、スタッフは急いで換気を強化しましたが、その煙の匂いは既に洋服や髪の毛に染み込んでしまい、本当に大きな減点です。

そして、後半に運ばれた肉質も明らかに劣化しました。最初の高品質のリブアイと牛タンは素晴らしかったですが、その後に来た肉は普通のものに見え、牛肉らしい香りや甘みが失われて「うん、まあまあだけど特に記憶に残るものはない」と感じさせるものでした。私は失望感がますます強くなりました。結局、この食事のセットは12,000円で、二人で合計約24,000円もかかりました。決して少なくない金額で、開幕では驚きがあったのに、後は完全に期待に応えられませんでした。

唯一、わずかに評価を戻せる点は、最後のデザートであるチーズでした。チーズは滑らかで濃厚、口の中で溶け、確かに美味しいものでした。

食後に私たちはGoogleのレビューを確認しましたが、その問題は決して単なる偶然ではないことが分かりました。この店に「料理が漏れた」「肉が間違って出された」「サービスが混乱している」といった問題を指摘している人が多数いることから、彼らのシステムそのものに欠陥があることが示されています。

この食事体験から評価をつけるとすれば、私は恩那別館に星を二つ与えます。食材が悪いわけではなく、実際に一流の肉を持っていますし、環境が劣悪なわけでもなく、通常は快適なはずです。問題は全体の食事プロセスの混乱、サービスの不手際、そしてシステム的な問題にあります。これらが合わさることで、本来は素晴らしい高級焼肉体験であるはずが、焦燥感と失望で満ちた夕食になってしまったのです。

要約すると：
この店は食べられないわけではありませんが、心理的に準備が必要です——大金を支払ったからといって、必ずしも見合ったサービスや体験が得られるわけではありません。細部にこだわり、食事の雰囲気を大切にする方は、再考するべきかもしれません。少なくとも私にとっては、次回沖縄に行くときは別の店を選ぶでしょう。