津沙小館の料理は海鮮の新鮮さと郷土の風味を表現しています。紅麹卵炒飯、炒めたアサリ、香ばしい黄魚のソテー、茹でたイカは、すべて素材そのものの美味しさを強調しており、色、香り、味が抜群で、何度でも思い出したくなる味わいです。
津沙小館の雰囲気は地元の海辺のキッチンのようで、質素だけれども温かみがあり、家の味を感じさせてくれます。
馬祖南竿の津沙集落にある津沙小館は、海風の香りと家庭的な雰囲気を持つ小さなレストランです。今回は、紅糟卵炒飯、炒めた海瓜子、香煎した黄魚、湯が入った小巻を頼みました。
紅糟卵炒飯は、サーブされた時に色合いが赤みを帯びており、紅糟の香りは軽やかで重すぎず、油っぽくありません。ご飯ははっきりと粒が分かれ、香ばしさがあり、卵と少しの青葱と混ざっていて、非常に地元の特色を持っています。
炒めた海瓜子は、ガーリックの香りが炸裂し、スープが出てくると、皿全体がついつい手を伸ばしたくなる一品です。海瓜子の鮮度が抜群で、塩味が効いていてご飯とも相性が良く、ビールともぴったりです。香煎した黄魚は、今回のテーブルで最もシンプルですが、一番好まれる料理でした。外皮はややカリッと焼かれ、魚肉は繊細で生臭さがなく、明らかな海の香りがあり、シンプルな調味料だけでとても美味しいです。
湯が入った小巻は、海鮮本来の味を展示する役割を果たしており、過度に加工されず、熱湯でさっと茹でて少しのソースを添えただけで、海鮮の甘みと食感を楽しむことができます。小巻は弾力があり、新鮮です。
津沙小館全体の印象は華やかな高級レストランではなく、地元の人々が使う海辺の厨房に入ったような感じです。料理はあまり派手ではありませんが、味はしっかりとしており、良い素材を使っています。皆さんにぜひ来て食べてほしいお店です。